2015
12/10
知覚過敏とは?(2)
知覚過敏、しみるときどうする?原因をひとつずつ解決していきましょう。
軽度のうちにはじめる知覚過敏予防として複合的に絡み合っている知覚過敏の原因を解きほぐし、ひとつずつ取り除いていくことが大変重要になります。
治療のステップ 〜治療例(1)〜
しみるときの対策
(1)ブラッシングは?
エナメル質や歯ぐきを傷めない歯みがき法を歯科医院で指導してもらいましょう。やさしいブラッシングこそプラークコントロールにもっとも効果的なのです。
(2)歯ブラシは?
「やわらかめ」を表示されたヘッドの小さめの歯ブラシを選んでください。やわらかめでコンパクトな歯ブラシはブラッシング圧がかかりにくく、小回りが利いてラクに磨けます。その際、歯みがき剤は研磨剤の入っていないものをおすすめします。
(3)歯みがき剤は?
フッ化物の配合された知覚過敏専用の歯みがき剤を使うとよいでしょう。フッ化物は歯質をを硬くし、むし歯予防に効果的です。知覚過敏用歯みがき剤は、刺激から歯を守る効果があります。なお、ふつうの歯みがき剤を使う場合は、研磨成分でエナメル質を削らないよう少なめにつけるとよいでしょう。
(4)飲食は?
酸性度の強い飲食物はエナメル質を溶かしやすいので、しみやすい方は、なるべく酸性度の高い飲食物は控えていただきたいものです。酢を使った料理(酢の物、サラダドレッシングなど)柑橘類のほか、酢酸飲料、炭酸飲料なども酸性度の強いものが多いので気をつけましょう。
さらにひどくしみる患者さんには
象牙質の表面を保護して痛みを止める治療をします。
・コーティング剤を塗って保護していく
・レジンという歯科用のプラスチックで充填して保護していく
神経に炎症がある場合は、表面を保護するだけでは痛みは止まりません。
歯を削って炎症のある神経を抜き根管充填をします。
放っておくとどうなる?
知覚過敏が進んでしまうと歯ブラシをあてると痛みので、ブラッシングがつらくなります。