矯正歯科治療
矯正治療などで、きれいに歯を並べるために、歯を抜いたり削ったりする治療法もありますが、一度抜いた歯は、二度と元には戻りません。
あごを広げるというと、顔が大きくなるようなイメージをうけますがそうではありません。
厳密に言えば、「歯槽骨を、歯が正しく生える位置に変化させる」ということです。
あごは、女性は14歳、男性は17歳まで成長します。
あごの成長が止まるまでに不正咬合を解消し、口元の形態・機能を正常に整える必要があります。
「うちの子歯並びが気になるな…」と感じられたとき、相談に来られるのがベストです。
不正咬合の種類
生える位置が正しくない
とんでもないところから歯が生えたり、永久歯の生えるスペースがなくなってしまったりした場合
叢生(そうせい)
一般的に「乱ぐい歯」「八重歯」と呼ばれる。
歯が重なって生えている状態。
交叉咬合(こうさこうごう)
上下の前歯、奥歯の1、2本が交叉している咬み合わせ。
反対咬合(受け口)
上下の歯が3本以上上下逆になっている咬み合わせ。
下あごの後退
あごの関節が後ろに後退している。
過蓋(かがい)咬合
前歯の噛み合わせが深く、下あごを横に動かせずよくかめない。
正中離開(せいちゅうりかい)
真ん中の前歯の2本が開いている状態。
早期に治療しないと、隣の歯が生えるスペースがなくなり、歯並びが不正になる。
開咬
上下の歯を咬み合わせても一部が咬んでいない状態。